レアルが「夢見る日本人コンビ」 久保建英&中井卓大のトップチーム昇格を現地期待
日本のマーケット開拓だけでなく、戦力としても久保と中井のポテンシャルに期待か
スペインの名門レアル・マドリードから同1部マジョルカへ期限付き移籍中の日本代表MF久保建英は、レンタル期間が満了となる今夏の処遇に注目が集まっている。レアル専門メディア「Defensa Central」は「マドリードが夢見る日本人コンビ」と題し、18歳のレフティーとともに、フベニールC(U-17相当)に所属する16歳のMF中井卓大にも触れている。
【PR】学生向けのお得プランが新登場!ABEMA de DAZN 学割キャンペーン、通常年額の半額でAFCアジア予選・日本代表戦、欧州リーグなどが視聴可能に
「ロス・ブランコスは、近い将来に久保とピピの日本人のペアがトップチームに定着するのを期待している」
記事ではこのように切り出し、久保と“ピピ”こと中井について掘り下げている。最初に分析したのは、現在マジョルカにレンタル移籍してリーグ戦24試合3得点を記録している久保の“経済効果”だ。
「クボの獲得でレアル・マドリードは1億2900万人がおりレアル・マドリードブランドの多くの商品を購入する市場を強化した。そのうえ日本はアジアで最も裕福な国で、一人当たりの収入は3万8000ユーロ(約450万円)となっている。クボはレアル・マドリードでプレーした最初の日本人選手で、日本サッカー界を発展させるための魅力となる意味を持つ。この要素は、レアル・マドリードがこの国でのマーケティング、テレビ、イメージの中で存在感をより大きなものにするということ。アジアの国での販売を増加させ、それまでの経歴を考えると、バルセロナに手痛い打撃を与えることになる」
そして、“もう1人の日本人”として触れたのが、9歳の時にレアルの下部組織に入り、昨季はカデーテA(U-16)、今季はフベニールC(U-17)で中盤の主力を務めている中井だ。
「ピピの才能とレベルの高さは議論の余地がない。トップチームで才能を開花させ、これまでに無かったものをつかむ可能性がある。エキポ・ブランコの大きな希望は、(久保を含めた)2人が日本サッカー界とレアル・マドリードで象徴的な存在になるという歴史的な偉業を成し遂げること。一緒にトップチームでプレーしてほしいと願っている。レアル・マドリードではどの日本人選手も勝利をつかんでおらず、それは日本でのマーケット収入をさらに伸ばすことにもつながり得る」
日本の将来を担う逸材である久保と中井が、世界的名門であるレアルのトップチームでプレーする――。日本人にとって“夢の共演”の行方は、スペインでも注目されているようだ。