大分「36選手の最新市場価格ランキング」 新加入FWコンビ“1億円超え”、五輪世代DFも大幅増

評価急上昇となった東京五輪世代のDF岩田智輝【写真:高橋学】
評価急上昇となった東京五輪世代のDF岩田智輝【写真:高橋学】

【J1クラブ別推定市場価格|大分編】東京五輪世代DF岩田を筆頭に大半の選手が増額評価

 新型コロナウイルス感染拡大の影響により中断が続く今季のJリーグだが、5月下旬からの段階的な再開を目指した日程を白紙に戻すことが3日に発表された。現状ではまだ1試合しか行われておらず、各チームの戦力を確認したいファンも多いはずだ。そこで今回は、視点を変えた各チームの戦力分析を進めたい。

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 ドイツの移籍専門サイト「transfermarkt」が更新している選手の“市場価格”は、その選手の価値を測るために評価を数値化したもので、“推定移籍金”に近い意味を持つ。この市場価格をチームごとにまとめて比較・分析することで、J1リーグにおける各チームの戦力が見えてくる(※登録選手リストはJリーグ公式サイトを参照)。

■大分トリニータ(昨季9位)
選手市場価格総額:21億4800万円
チーム内最高額選手:知念慶(1億5600万円)

 昨季J1に昇格した大分トリニータはリーグ最少予算で、所属選手の総市場価格も約15億円とリーグ最下位の評価。多くの人が降格候補筆頭と見ていた。しかし、最終的な順位は9位と予想を覆す快進撃を見せ、各選手の市場価格もそれを踏まえて増額となった選手が多い。残留した選手で減額評価となったのは、MF小林裕紀(8400万円/9位タイ)、DF星雄次(8400万円/9位タイ)、FW伊佐耕平(6000万円/17位タイ)、MF小手川宏基(3600万円/25位)となっている。

 その他の多くは市場価格が上昇しており、チームで最も評価額を上げたのは東京五輪世代のDF岩田智輝(1億4400万円/2位タイ)で、8400万円の増額となっている。残留選手の平均アップ額も1700万円となっており、リーグでも屈指の高い評価を受けて今季チームの総市場価格は21億4800万円。昨年から6億円以上も総額を上げている。

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