本田の適正なし発言も影響ゼロ ミラン指揮官が「サイドが唯一の定位置」と駄目押し
本田に高評価も強気な姿勢「サイドが無理ならベンチだ」
ACミランのシニシャ・ミハイロビッチ監督が、1月31日のインテル戦で前半35分に先制アシストを記録した日本代表MF本田圭佑の右攻撃的MFでのプレーを高く評価した。「唯一のポジション」と語るサイドでプレーできない場合、ベンチに戻ると明言している。
ダービー戦で3-0の大勝を飾ったミハイロビッチ監督は最高の喜びに浸っていた。試合後の記者会見で鬼軍曹は語った。
「監督になって、一番うれしい。ダービーはストーリーに残る。会長にとっても良かった。この喜びを得るのがふさわしい」
試合前には、サイドアタッカーとしての適性のなさを自らイタリア紙に語った本田の発言は物議を醸した。前日会見で現行の4-4-2システムでは、本田のポジションは唯一サイドだと主張していたが、セルビア人監督はその思いをさらに強くした様子だ。
「ジュアンと何回も一対一を仕掛けた。1対1のスピードを持たないと言っていたが、今日は(一対一も)持っていることを証明した。4-4-2で彼は唯一そこのポジションができる。だからそこ(サイド)か、さもなければベンチだ」
サイドでのプレーを評価する一方、ボランチなどにシフトする可能性を否定した
「信頼できる選手。1週間の練習も試合でも常に全力を尽くしている。試合で間違えることはあっても、態度は決して間違いがない。チームメートたちも彼を信頼できることがわかって いる」
クラブ批判などで物議を醸した本田に対し、ミハイロビッチ監督も歯に衣を着せずに意見をぶつけてきた。本田にサイドでの奮起を促してきた。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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