活動再開の浦和、大槻監督が通話アプリで取材対応 「良いものは作り上げられている」
8日間のオフが明け、完全非公開で練習 メディアも現場に足を運ばないオンライン対応
新型コロナウイルスの感染拡大によるリーグ再開の延期を受け、8日間のオフを取っていた浦和レッズは、3日にトレーニングを再開。メディアも含む完全非公開で行われたのち、ビデオ通話アプリを使用して大槻毅監督が取材に応じた。
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浦和は2月の公式戦2試合を終えた時点でリーグからの延期措置が発表になり、当初予定されていた4月3日の再開に備えて3月はトレーニングを行っていた。しかし、再延期を受けて同26日から4月2日までをオフに変更。その間にも拡大する感染状況のなかで大槻監督は「クラブ内でもトレーニング再開に向けて協議があった」と明かす。再開後は完全非公開となり、メディア側も練習場には足を運ばないオンラインでの対応となった。
オフ明け初日を終えた指揮官は、「まずは久しぶりに集まれて、体を動かせたのは良かったこと。選手たちの表情も良かったと思う」と言及。一方で、現在の社会情勢に対して「市民としての振る舞い」という言葉を口にした。
「日本国内に言えるのは非常に困難な状況だということ。先のことは予想がつかない。行政からの情報などを理解して、しっかりとした市民としての振る舞いをすること。大事なのはすべての人の安全と健康。選手たちには、このオフでは明けた後に時間があるのでしっかり休むことと、個人だけでなく家族も大切にしてほしいと伝えた」
また、浦和には6人の外国籍選手が所属しているが、「彼らに対しては通訳からJリーグからのリリースや、行政からの発表は訳して伝えている。選手たちからの疑問にも通訳を通して対応しているし、クラブへの要望もあれば伝えてほしいと話している。それと、生活面のサポートもしていくと話している」と、言葉の壁がある異国での生活を気遣った。
現状でJ1は5月9日の再開を目指しているが、それも不透明な状況にある。大槻監督は「日程や準備については、リーグが良い判断をしてくれる」と信頼を語ったうえで、「選手たちとは今シーズンの立ち上げから、ピッチの中に入った瞬間から没頭してやっていこうと話してきた。この状況は非常に難しいけれども、選手たちがトレーニングに向かう姿勢で良いものは作り上げられている」と語っている。
浦和ではオフ期間中に一部スタッフの在宅勤務も進めていた。大槻監督は「日常から手洗いなどは気を使っているけれども、食事の取り方にも議論があった。クラブでできる最大限のことをしたい」として、予防策に気を配りつつ活動を続けていく。
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(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)