欧州各国のリーグ戦中止は「時期尚早」 UEFAは7月以降の再開も視野と英メディア報道
ベルギーの理事会ではシーズン打ち切りで全会一致と報じられているが…
欧州サッカー連盟(UEFA)は、新型コロナウイルスの影響で延期となっている欧州各国のリーグ戦を中止する判断は「時期尚早」とし、7月以降の再開も視野に入れていると明かした。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じた。
世界中で感染が拡大する新型コロナウイルスの余波により、欧州では大半のリーグ戦が中断。UEFAは今年6月に開幕予定だった欧州選手権(EURO)2020も開催を1年延期とした。
1日には、UEFA主催のチャンピオンズリーグ(CL)やヨーロッパリーグ(EL)も無期限延期も決まった。サッカー界からも感染者が多く出ている状況もあり、再開の見通しは立っていない。
それでもUEFAは今季リーグ戦について、全日程を消化しないまま打ち切りにすべきではないと考えているようだ。UEFAは加盟55協会宛てに文書を送付し、そのなかで「数カ月以内にフットボールを再開できると確信している」としたうえで「国内コンペティションの中止決定は現時点で時期尚早であり、正当ではない」と述べたという。
また、UEFAはリーグ戦を7月以降の再開もプランも視野に入れているという。当初は欧州カップ戦も含めて6月30日までに全日程を完了させる方針とされていたが、感染拡大に歯止めがかからない現状では、スケジュールがさらに後ろ倒しとなる可能性がある。
ベルギーではすでに再開が難しいと判断され、理事会ではシーズンの打ち切りで全会一致となったと報じられている。UEFAは再開への望みを捨てていないようだが、各国リーグはどのような判断を下すだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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