「信じられない」 元トッテナム指揮官が古巣の“給与カット”非難「まずは選手たちが…」
レドナップ氏がトッテナムの措置に憤り 「ビッグクラブが取るべきものではない」
新型コロナウイルスが世界的に感染拡大し、欧州でも各国リーグが中断の事態に追い込まれている。そんななかでプレミアリーグのトッテナムは一時的な選手以外の給与カットを発表したが、これを元監督のハリー・レドナップ氏が手厳しく批判しているという。英紙「ザ・サン」が報じた。
中国・武漢が発生源とされる新型コロナウイルスは現在、世界中で猛威を振るっている。欧州の主要サッカーリーグも先の見えない中断となっており、各クラブにとってはウイルスの脅威だけでなく、試合が開催できないことによる金銭面でのダメージも無視できない状況だ。
そうした状況下で、トッテナムを含むプレミアリーグの3クラブは、選手を除くスタッフの給与をカットすることを決定。段階的に選手の給与もカットする可能性には言及されているものの、この決断は物議を醸しており、2008年から12年までトッテナムの指揮官を務めたレドナップ氏も憤りを隠せないようだ。「ザ・サン」は次のように同氏のコメントを伝えている。
「まったくもって信じられない。まずは選手たちが給与カットを受け入れるべきだ。こういった措置はトッテナムのようなビッグクラブが取るべきものではない。政府は困っている一般市民、小さなビジネスを営む人々を助けるものだと思っていたが、年に1000万ポンド(約13億円)以上も稼ぐような選手の話をしている」
そして「間違いなく、選手たちが給与カットの対象になるべきだ」と強調し、「もちろん気持ちは理解できるし、1人だけカットされることは望まないだろうが、チームメートと一緒なら彼らだって受け入れる」と主張。プレミアリーグクラブのキャプテンが結束し、スタフのために給与カットを受け入れるように呼びかけるべきだとも提案している。
桁違いの金額の給与を手にするスターたちがこの案を実行すれば、各クラブで働く人々にとっては非常に大きな助けとなることは間違いない。かつて名物指揮官としてリーグを彩ったレドナップ氏の声は、状況を動かすきっかけになるだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)