神戸「27選手の最新市場価格ランキング」 イニエスタが“リーグ1位”4.8億円、古橋も1億円超の急騰
【J1クラブ別推定市場価格|神戸編】チーム総額は11.6億円のダウン、今夏に大型補強?
今季のJ1リーグは新型コロナウイルス感染拡大の影響により、第2節から中断されている。まだ1試合しか行われていないため、各チームの戦力をしっかりと把握できていないファンも多いだろう。5月9日と予定されている再開までの時間を利用し、ここでは視点を変えてチームの戦力分析をしてみたい。
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ドイツの移籍専門サイト「transfermarkt」が更新している選手の“市場価格”は、その選手の価値を測るために評価を数値化したもので、“推定移籍金”に近い意味を持つ。この市場価格をチームごとにまとめて比較・分析することで、J1リーグにおける各チームの戦力が見えてくる(※登録選手リストはJリーグ公式サイトを参照)。
■ヴィッセル神戸(昨季8位)
選手市場価格総額:26億4600万円
チーム内最高額選手:アンドレス・イニエスタ(4億8000万円)
ここ数年にわたって大型補強を繰り返すヴィッセル神戸にとって、今季開幕前のオフシーズンはおとなしく感じられるものだった。主力級の補強は清水から獲得したFWドウグラス(2億400万円/4位タイ)くらいとなっており、その他はレンタルに出されていたDF初瀬亮(←アビスパ福岡/6000万円/13位タイ)やMF中坂勇哉(←京都サンガF.C./1200万円/22位タイ)が戻ってきたり、レノファ山口FCからDF菊池流帆(5400万円/17位)が加わったりした程度で、いずれもバックアップメンバーと見られている。
この状況を踏まえると、夏の移籍期間には噂となっている大型補強が考えられそうだ。チェルシーの元スペイン代表FWペドロ・ロドリゲス(市場価格:14億4000万円)、マンチェスター・シティの元スペイン代表MFダビド・シルバ(市場価格:18億円)、パリ・サンジェルマンのウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニ(市場価格:30億円)といった今夏に所属クラブと契約を終えるビッグネームの獲得が予想されている。しかし、現状の主力には大きな穴はなく、移籍期間までチームの様子を見てどこを補強すべきか考えたほうが良さそうだ。
このように夏の移籍期間に向けて静かに新シーズンを迎えた神戸は、選手市場価格のチーム総額を、昨年よりも11億6000万円も落としている。その要因には、市場価格が2億4000万円だった元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ(→アンタルヤスポル)、1億4400万円だった元スペイン代表FWダビド・ビジャ(引退)、1億2000万円だったFWウェリントン(→ボタフォゴSP)といった選手の退団が大きく影響している。