スペイン人記者、“230億円超え”ムバッペのリバプール入りを否定 「資金構造を破壊」
かつてユルゲン・クロップ監督も「高すぎる選手もいる」とコメント
今夏の移籍市場で注目される選手の1人はパリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペだろう。欧州サッカーをよく知るスペイン人記者のグイレム・バラゲ氏が、ムバッペのリバプール移籍の可能性はほぼないとし、もし移籍した場合、リバプールの賃金構造が破壊されると述べた。英紙「デイリー・エクスプレス」が伝えている。
昨季リーグ戦29試合33得点をマークした21歳の神童は、バロンドール受賞候補の1人にノミネートされ、最終的には6位入賞。昨年12月にはフランス誌「フランス・フットボール」の選ぶフランス人年間最優秀選手賞を史上初の2年連続受賞するなど、目覚ましい活躍を見せている。
同胞で憧れでもあるジネディーヌ・ジダン監督率いるレアル・マドリード移籍の可能性はかねて報じられているが、ここ最近では昨季にUEFAチャンピオンズリーグ(CL)を制し、今季プレミアリーグでは圧倒的な強さで首位を走るリバプール行きの噂も浮上している。
ただ、ドイツの移籍専門サイト「transfermarkt」の発表では、ムバッペの市場価格は現在の世界最高である2億ユーロ(約234億円)。バラゲ氏は自身のYouTubeチャンネルで、リバプールがムバッペを契約する可能性を「ノー」と完全否定し、「もちろん彼らはムバッペを気に入っているだろうが、彼は今のリバプールの賃金構造を破壊してしまう。彼を獲得するためには、クラブは多額の資金を集めなければならない」と続けた。
実際、リバプールを指揮するユルゲン・クロップ監督も以前にフランステレビ局「Canal+」のインタビューで、「フランス人の選手を欲しいとは思うが、我々には高すぎる選手もいる」というコメントを残している。
多くのトップクラブや名将を魅了するムバッペだが、その“超高額”な移籍金を捻出するのは一筋縄ではいかないことだろう。PSG残留か、はたまた、メガディールでの移籍か。次世代を担うスターの今後の動向に注目が集まっている。
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(FOOTBALL ZONE編集部)