日本の会社も契約! マンU、230億円スポンサー収入でコロナ余波受けず…1200万円超の寄付
巨額のスポンサー収入に支えられコロナショックも無関係
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で試合が行われず、世界中のサッカークラブが財政的に大きな打撃を受けている。そうしたなかでイングランドの名門マンチェスター・ユナイテッドは年間約230億という巨額のスポンサー収入に支えられ、このコロナショック乗り越えようとしている。英紙「デイリー・メール」が報じた。
世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスがサッカー界にも暗い影を落としている。試合が行われず、クラブはチケット売上によりマッチデー収入が見込めない状況。英プレミアリーグでは試合の延期がさらに長引き、再開できなかった場合はテレビ放映権料で7億6200万ポンド(約約1014億円)の損失が生じるとも言われている。
また、スペインの名門バルセロナでも選手の給与カットを発表しているように各クラブが財政対策に追われている。
そうしたなかでマンチェスター・ユナイテッドはフルタイムの従業員900人以上の給与を保障し、マンチェスター・シティと共に地元マンチェスターのフードバンクに10万ポンド(約1290万円)を寄付するなど経済的な支援を活発に行っている。
そうした背景にはエド・ウッドワードCEOが就任当初から積極的に行ってきたグローバルなスポンサー獲得が大きく影響しているという。ユナイテッドは世界的にマーケットを拡大するために、多くの国の企業とグローバルパートナーシップを締結。新型コロナウイルスの蔓延による社会情勢の中でも年間1億7300万ポンド(約230億円)のスポンサー収入が見込まれているという。
デイリー・メール紙は「このコロナ危機の中でも、マンチェスター・ユナイテッドは1億7300万ポンドという莫大なスポンサー収入で持ちこたえている」と“赤い悪魔”の経済状況について報じている。
ユナイテッドのCEOであるウッドワード氏は元銀行員で、クラブの財政面に関しては抜群の手腕を発揮してきた。しかし、その一方で、選手補強に関しては専門外ということで批判も浴びてきた。