セリエA全20クラブ、代理人手数料の総額は212億円 1位ユーベで52億円と伊メディア報道
2位はインテルで38億円、優勝を争うラツィオは5億円
現代サッカー界で存在感を増しているのが選手の代理人の存在だが、イタリアサッカー連盟(FIGC)は今シーズンにセリエAの各クラブが支払った代理人への手数料の合計が1億8000万ユーロ(約212億円)に上ったことを明らかにしたと、イタリアのサッカー専門サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」が報じている。
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選手の契約交渉を代わりに行う代理人の存在は、現代において選手にもクラブにも大きな役割がある。その手数料は年俸に対してパーセンテージが設定されている場合もあれば、移籍が成立した際に成功報酬として支払われるものもある。
そのため高額年俸選手を多く抱え、大物移籍も成立させた王者ユベントスがセリエA全20クラブで最も多い約4400万ユーロ(約52億円)を代理人に手数料として支払っているという。そして、リーグの覇権を争うインテルもまた、約3200万ユーロ(約38億円)を支払い大きなビジネスを発生させている。
他ではローマが約2300万ユーロ(約27億円)、ACミランが約2000万ユーロ(約23億円)と、オフシーズンの移籍が多かったクラブや監督交代が行われたクラブが大きな金額を支払っている傾向が表れている。
一方でリーグ優勝争いに顔を出しているラツィオは約450万ユーロ(約5億円)と、陣容の入れ替わりが大きくなかったことが金額の少なさにつながったようだ。最も支払った金額が少なかったのはブレシアで、100万ユーロに唯一届かない約50万ユーロ(約6000万円)とされている。
記事ではユベントスの金額が膨れ上がったのは、フランス代表MFアドリアン・ラビオとウェールズ代表MFアーロン・ラムジーを移籍金なしのゼロ円移籍で獲得したことで、年俸額が高くなったことも理由にあるとしている。
現在では国際サッカー連盟(FIFA)を中心に、代理人に支払われる手数料を減額しようという動きもあるとされるが、改めて欧州におけるサッカービジネスとそれに付随して動く金額の大きさを示すデータになっている。
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(FOOTBALL ZONE編集部)