トッテナム、ロックダウン中も“バーチャル”トレーニング 「モウリーニョは目を離さない」

トッテナムのジョゼ・モウリーニョ監督【写真:Getty Images】
トッテナムのジョゼ・モウリーニョ監督【写真:Getty Images】

ビデオ会議アプリ「Zoom」を仕様して遠隔でバーチャルトレーニングを実施

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、英国では全国的にロックダウン(都市封鎖)の措置が取られている。サッカークラブでも選手が集まってのチームトレーニングができない状況の中、トッテナムではビデオ通話を通じたバーチャルトレーニングを実施したという。

 ウイルスの感染拡大を防ぐため、企業では働く場所にとらわれないテレワークの動きが世界的に加速している。そうした流れがサッカー界にも取り入れられているようだ。トッテナムではビデオ会議アプリ「Zoom」を使ってコーチと選手たちを繋ぎ、お互いの姿を見ながらトレーニングを実施した。クラブ公式ツイッターでは、その一部始終の動画を「バーチャルトレーニングセッション」と称して紹介している。

 チームを率いるジョゼ・モウリーニョ監督も参加。エアロバイクやチューブを使ったトレーニングを一緒に行いながら、選手の様子に気を配っていた。英紙「デイリー・ミラー」は「ジョゼ・モウリーニョはコロナウイルスによるロックダウン中でも選手たちから目を離さない。ビデオ通話を使ってバーチャルトレーニングを行った」と報じた。

 英国では新型コロナウイルスの感染者数が約2万5000人、死者数が約1700人に及んでいる。感染拡大に歯止めは掛かっておらず、4月30日までの中断期間もさらに延長される可能性がある。

 先の見通しが立たない中で、クラブも選手のコンディションを維持するために新たな手法を取り入れ始めているようだ。

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