ディバラがメッシとの“共存”に関する過去の発言を釈明 「他の言い方をすべきだった」

アルゼンチン代表FWパウロ・ディバラ(右)とFWリオネル・メッシ【写真:Getty Images】
アルゼンチン代表FWパウロ・ディバラ(右)とFWリオネル・メッシ【写真:Getty Images】

メッシとプレーするのが「難しい」との発言を釈明 「批判しようとしたことは一度もない」

 ユベントスでプレーするアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラが、同国代表FWリオネル・メッシについての過去の発言を釈明している。英紙「メトロ」が報じた。

 2012年からパレルモで3シーズンを過ごし、15年に王者ユベントスに移籍とセリエAではコンスタントに結果を残しているディバラだが、代表では国際Aマッチ通算29試合でわずか2ゴールしか挙げられていない。同選手は昨夏のインタビューで、アルゼンチン代表でメッシと共存するためには自らのサッカーを適応させなければならないと説明し、メッシの隣でプレーするのは「難しい」と述べていた。

 そうしたなか新型コロナウイルス検査で陽性反応となり、現在はイタリアの自宅で自主隔離しているディバラが、アルゼンチン代表の公式ウェブサイトのインタビューに応じ、当時の発言について次のように弁明している。

「メッシについての発言? あれは他の言い方をすべきだった。悪いように捉えたいと考える人々がいた。自分のパートナーを批判しようとしたことは一度もない。ただ、その時に起きている物事を改善したかっただけなんだ」

 さらに、「アルゼンチンにもっと貢献したいし、チームとしても個人としても、より良い結果を出したい。レオ(メッシの愛称)とも話したことがある。なぜなら、僕たちは戦術面で非常に似ているからだ。(監督のリオネル・)スカローニとも話したことがあるよ。そうしたらピッチで揉めなくて済むからね」と続けた。

 またディバラは、現代サッカーの頂点に立つメッシとポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(ユベントス)のそれぞれと、同じチームでプレーする数少ない選手の1人。このインタビューで、ロナウドの人柄にも言及している。

「(ロナウドのユベントス加入前)彼の人間性を知る人は(チームに)誰もいなかった。でも彼がやってきたら、すぐに僕たちは彼が素晴らしい人間であると分かったし、とても社交的。もちろん、良い意味で本当に驚いたよ」

 そして、「遠征の時、僕は彼に『アルゼンチンでは、あなたのあり方を好きでないと言う人がたまにいる。でも、僕は違う人間に出会った気がしている。僕は驚いたんだよ』と言ったことがある。そうしたら彼は、『私は私だ。そのような批判を受けるのには慣れているよ』と答えたんだ」と、ロナウドとのエピソードを明かした。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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