プレミアリーグの選手獲得の総移籍金額が過去最高に 史上初の10億ポンドの大台超えも

高騰の一途をたどり移籍金総額1720億円へ

 プレミアリーグの1シーズンにおける選手獲得の移籍金が、すでに過去最高記録を更新していることが分かった。英国営放送「BBC」によれば、過去最高を記録した昨季(2014-15)の9億6500万ポンド(約1660億円)を超え、史上初となる10億ポンド(約1720億円)の大台到達に迫っているという。

 リポートによれば31日時点ですでに9億7500万ポンド(約1680億円)を突破している。移籍マーケットは現地時間2月1日の午後11時(日本時間2日午前8時)まで。その記録はさらに伸び、10億ポンドという前人未到の領域へ達する可能性がある。

 TV放映 権料の高騰やチェルシー、マンチェスター・シティに代表されるオイルマネーの流入によって年々移籍金の高騰が顕著になっていくプレミアリーグ。16年から19年までの3年間の放映権料は総額約51億ポンド(約8770億円)といわれ、リーグ最下位クラブでも年間およそ100億円が分配されるという。他リーグからは羨望(せんぼう)のまなざしを向けられているであろうこの資金力の影響で、プレミアリーグの選手の移籍金はインフレが続いている。

 昨夏の移籍市場でマンチェスター・ユナイテッドは、獲得当時は無名に近かったフランス代表FWアンソニー・マルシアル獲得のため、ASモナコへ6150万ポンド(約106億円)を支払った。マンチェスター・シティは、ベルギー代表ケビン・デ・ブライネに5400万ポンド( 現在のレートで約93億円)、イングランド代表FWラヒーム・スターリングに4900万ポンド(約84億円)と大型契約をまとめ、リバプールもベルギー代表FWクリスティアン・ベンテケに3250万ポンド(約56億円)を投じていた。

 夏に比べれば、シーズン途中ということもあり比較的動きの少ない移籍市場となるが、今年は最終日に驚きのビッグディールが成立することはあるのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング