テリーが決断、今季限りでチェルシーを退団 「終わらないおとぎ話はない」

来季も現役続行、新天地は国外へ

 チェルシーの元イングランド代表DFジョン・テリーが、今季限りでチェルシーを退団する方針を明らかにした。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。

 FA杯のMKドンズ戦で5-1と勝利を飾った後、闘将は自らの進退について口を開いた。

「アーセナル戦の前に(クラブと)話したが、これが私にとって最後のFAカップとなる。だから、いいカップ戦にしたいと思っている。自分にとっては大きなシーズンになるので、前進していきたい。FAカップだけではなく、プレミアリーグもそうだ。アーセナル戦の前に分かっていたので、精神的には受け入れ ることができた。チームとしても進んでいかなければいけない」

 1998年のトップチーム昇格からチェルシー一筋の主将は今季限りでスタンフォード・ブリッジとの離別を明らかにした。1月24日のアーセナル戦(1-0で勝利)前に分かっていたという。

「新しい監督がやってくるので、状況は変わるかもしれないと、チームは言っていた。終わらないおとぎ話はない。チェルシーで引退しないかもしれない。数日間悩んだけれど、どこかでプレーすることになる。それでも、私のパフォーマンス、トレーニング、クラブへの貢献は変わらない。すべてを出し尽くして、クラブとともに100パーセント出したい」

 信頼関係の強かったジョゼ・モウリーニョ監督は成績不振で解任され、暫定監督としてフース ・ヒディング監督がやってきた。来季新監督を招聘(しょうへい)し、チームはクラブの象徴であるテリーと決別。互いに新たな道を歩み出すという。

 リーグ優勝4回、FAカップ5度、欧州チャンピオンズリーグ優勝とタイトルを重ねたテリーは「プレミアリーグの別のクラブでプレーすることはできない。だから、間違いなく(新天地は)国外になるだろう」と語った。来季人生初の国外リーグに挑戦する方針も明らかにしていた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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