本田の思いは届かず!? ミラン会長ダービー勝利で勝利至上主義を断言 「結果が全て」

本田は「一喜一憂せず」主張も、イタリアは強烈な結果至上主義

 ベルルスコーニ会長は、満面の笑みでそう語ったとしている。シーズン開幕から何度となくシニシャ・ミハイロビッチ監督には解任論が噴出していたが、このダービーでの快勝劇でしばらくはその話題が浮上しないことが予想される。2トップとトップ下による攻撃陣の構成を愛し、現場介入を何よりも好む名物会長は、“結果が全て”という言葉に全てを集約した。

 本田は一試合の結果で一喜一憂しないことの重要性を説いているが、イタリアは結果至上主義の国。プレー内容よりも数字に残る結果を出したかどうかで判断する会長の御前試合で先制ゴールをアシストという数字に残る結果を出したことは、来季以降の去就問題が依然として存在する中ではポジティブな材料になったのかもしれない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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