ダービーを制したミラン指揮官、先制点演出の本田を激賞 「信頼に足る選手だ」

上機嫌のミハイロビッチ監督

 日本代表FW本田圭佑が所属するACミランは、31日に行われたインテルとのミラノダービーに3-0で快勝した。上機嫌のシニシャ・ミハイロビッチ監督は試合後、クラブの公式チャンネルである「ミラン・チャンネル」で喜びを語り、先制ゴールをアシストした本田についても「信頼性が高い」と称賛している。

「全員が素晴らしいプレーをしたから、誰か一人を選んで褒めるのは難しいね。今日のように、チーム全体が高いレベルのプレーをしなければ、こんなふうに勝つことはできないんだ」

 誰がベストプレーヤーだったかを問われた指揮官は、そう語った。しかし、個別の名前を挙げた質問には冗舌に答え始めた。

 そして、本田の評価を質問されると、ハッキリとした言葉で称賛した。

「ケイスケは信頼性の高い選手で、常に1週間のトレーニングから全力を尽くし、試合に出れば最大限のプレーをしてくれる。もちろん、うまくいかない試合はある。だが、態度は間違えない。それに、チームメートも彼が信頼に足る選手だということを、誰もが理解しているんだ」

 本田は、2016年に入ってからリーグ戦、イタリア杯と全ての公式戦でスタメン出場を続け、指揮官の信頼を完全につかんでいる。そして、この日は7万7000人を超える大観衆と、シルビオ・ベルルスコーニ監督やアドリアーノ・ガリアーニCEOといった首脳陣の目の前で結果を残すこと にも成功した。本田にとってこのミラノダービーは、「10」番を与えられたミランでの地位をハッキリと確立する試合になったといえるかもしれない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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