元独代表FWポドルスキ、アーセナル時代の“不遇”に言及 「十分なプレー時間がなかった」
2年半所属したアーセナルでは「もっといいパフォーマンスができると感じていた」
昨季までJ1ヴィッセル神戸でプレーしていた元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ(アンタルヤスポル)が、2012年から2シーズン半にわたってプレーしたアーセナル時代を回顧。イングランドでは相応の出場機会は与えられていなかったと感じているという。英紙「デイリー・メール」が報じた。
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ドイツのケルンでプロキャリアをスタートさせたポドルスキは2006年に名門バイエルンへ移籍。3シーズンプレーし、その後古巣ケルンへの復帰を経て、2012年にアーセナルに加入した。
プレミアリーグはこの時が初挑戦。初年度は公式戦42試合で16得点12アシストを記録したものの、出場機会は年々減少傾向となり、翌13-14シーズンは27試合12得点5アシスト、14-15シーズンは13試合3得点にとどまり、シーズン途中でインテルへと移籍している。
ポドルスキは英サッカー専門誌「フォー・フォー・トゥー」のインタビュー当時のことを回顧。アーセナルでは「十分なプレー時間がなかった」のだという。
「僕はもっといいパフォーマンスができると感じていた。自分にふさわしいだけの時間がなかった。一方で、プレーした80試合くらいのスタッツを見てみると、ゴールやアシストで多くの得点に直接的に関与しているんだ」
アーセナルでは本領発揮には至らなかったと感じている一方で、ロンドンの生活にも満足し、ファンや同僚との関係性も「ポジティブだった」という。さらに、当時のアーセン・ベンゲル監督に対してもいい印象を持っていると語っている。
「彼(ベンゲル)は偉大な監督だ。人としても大好きだよ。まるで祖父のようだった。非常に頭が良くて、話すのが楽しかった。何カ国語も話せて、怒鳴るようなことも決してなかった。彼こそがアーセナルだった。彼がすべてを作った。アーセンがプレースタイルを生み出した。彼はクラブがエミレーツ・スタジアムへ移行するのを見届け、多くのトロフィーをもたらした」
結果的にアーセナルでのプレーは2年半で終わったが、稀代の名将との出会いは大きな財産として記憶に残っているようだ。
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