名将モウリーニョの“教え子ベストイレブン”を伊紙選出 チェルシー時代から最多の8人
ランパードやチェフらチェルシー時代を中心に、C・ロナウドら豪華メンバーが集結
現在、イングランド・プレミアリーグのトッテナムを率いるジョゼ・モウリーニョ監督は、世界的にもタイトルを次々に獲得した名将として知られ、“スペシャル・ワン”の異名も持つ。イタリア紙「コリエレ・デロ・スポルト」は、そのモウリーニョ監督が指導した選手によるベスト11を選出している。
モウリーニョ監督が世界的に名を馳せたのが、母国ポルトガルの名門ポルトを率いてUEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)を優勝したこと。それ以来、イングランド・プレミアリーグの名門チェルシー、イタリア・セリエAの強豪インテル、スペインの強豪レアル・マドリード、イングランド・プレミアリーグの名門マンチェスター・ユナイテッドの監督を歴任して、今に至る。
そのなかでベストGKに選出されたのは、チェルシー時代の守護神ペトル・チェフだ。そして、最終ラインはインテル時代のDFハビエル・サネッティにチェルシー時代のDFジョン・テリー、さらにポルトとチェルシー時代のDFリカルド・カルバーリョ、そしてチェルシー時代のDFウィリアム・ギャラスが並んでいる。
中盤にはレアル時代のMFクロード・マケレレに加えて、チェルシーでのMFフランク・ランパードがダブルボランチ。攻撃的な位置にはレアルでのMFメスト・エジル(現アーセナル)、チェルシーでのMFエデン・アザール(現レアル)という2人が入った。
そして2トップは強靭なフィジカルを誇ったチェルシーでのFWディディエ・ドログバと、稀代のゴールハンターでもあるレアル時代のFWクリスティアーノ・ロナウド(現ユベントス)が並び、これがモウリーニョ監督の率いたチームからのベストイレブンとなっている。
こう並べてみると、チェルシー時代に指揮した選手が多い。2回率いたチェルシーではプレミアリーグのタイトルを3回獲得して、FAカップを1回、リーグカップを3回制している。
常に現実的な勝利を追い求める姿勢と、記者会見での鋭いコメントが多くの話題を呼ぶ“スペシャル・ワン”だが、これから率いるチームでこのベストイレブンを凌駕するような選手とともに新たなタイトルを獲得することができるだろうか。