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深刻化する新型コロナ問題 アイルランド挑戦の24歳日本人FWが見た欧州の実情
アイルランドリーグは4月19日まで公式戦を中断 監督との対話を持って一時帰国へ
アイルランドサッカー協会(FAI)は3月24日、政府や保健省、欧州サッカー連盟(UEFA)の指示に従い、4月19日まですべての公式戦を中断することを発表。6月の再開が予定されているが、現在は集団トレーニングを避けるように指示が出されるなど、クラブの活動が停止している。秋元は所属する2部クラブのキャビンティーリーFCと話し合いの場を持ったという。
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「リーグ再開の目途が6月19日。そこまで練習を含めてチーム活動がまったくできない。3カ月くらい何もできない状態になったので、(パット・デブリン)監督と話をしました。万が一コロナにかかってしまった場合を考えた時、自分の国(日本)にいるほうがいいだろうということで、一度帰国する判断に至りました。いろいろ交渉して飛行機代もクラブが全部持ってくれましたし、すごく気に懸けてくれて、個人的に(コロナによる)人種差別などもありませんでした」
クラブのサポートもあり、パンデミックの混乱が悪化する前になんとか帰国できた秋元だが、直行便がなく、乗り継ぎが必要なアイルランドからの移動は困難続きだったと語る。
「当初はカタール航空で帰ってくる予定でしたが、フライトがキャンセルになって飛ばなくなってしまいました。コロナの影響でカタール航空のスタッフも空港にいなかったので、飛行機の取り直しは大変でした。首都ダブリンは今、カタール航空、エミレーツ航空、エティハド航空とすべてストップしていて日本に帰れる便自体がない状態です」
帰国時には、空港で「14日間の自宅待機」「外には極力出ない」という誓約書にサインして提出したと話す秋元。現在は万が一の事態に備え、1週間ほどホテルに滞在して体調の様子を見て、問題なければ家族のいる実家に戻る予定だという。