元英国代表FW、点取り屋ケインに“脱トッテナム”のススメ「行かなければバカげている」
移籍を後押しするサットン氏に対し、ライト氏は1年間の残留を進言
トッテナムに所属するイングランド代表FWハリー・ケインは、夏の移籍市場でタイトルを獲得できるクラブへの移籍を希望しているとされている。現イングランド代表のエースの去就だけに、多くの人が関心を示しているが、移籍の是非については元英国代表FWの間でも意見が割れているようだ。英公共放送「BBC」が元イングランド代表FWクリス・ハットン氏と同FWイアン・ライト氏のコメントを紹介している。
26歳になったケインは、2024年までトッテナムとの契約が残っている。彼自身はゴールを量産しているものの、最後に獲得したタイトルが2008年のリーグ杯優勝のクラブでは無冠となっている。今季もカップ戦はすべて敗退し、中断前のリーグ戦でも8位と苦戦。そうした状況から、ケインは「移籍をするなら後々ではなく、早いほうが良い」と発言し、波紋を呼んだ。
これについてサットン氏は、「彼が窮地に立たされているのは理解できる。もしプレミアリーグを勝ちたいならば、スパーズよりも優勝できる可能性が高いクラブへ移籍するべきだ」と、その考えに同調した。
「彼が何かを勝ち取りたいのは、誰もが分かっていることだ。もし彼が何かを勝ち取りたいなら、移籍を否定しない。トッテナムは素晴らしいクラブだが、現時点ではリバプールやマンチェスター・シティに後れを取っている。ハリー・ケインの立場で、そうしたクラブからオファーがあるのに行かなければ、バカげている」と、移籍を推奨した。
一方、元イングランド代表FWイアン・ライト氏は、もう1シーズンはトットナムに残るべきと考えているという。クラブは昨年11月にジョゼ・モウリーニョ監督を迎えたばかりというのが、その大きな要因だ。
「監督にプレシーズンと次のシーズン、チャンスを与えてどうなるかを見るべきだ。彼はチームに合流してから現在まで、できることのすべてをやっている。それでも何も変わらずに、ケインが移籍を決断すれば、『モウリーニョの下でも、何も変わらなかった。ケインは勝つためにクラブを離れるんだ』と言えるだろう。あれだけの能力があり、勝利に導くゴールを挙げられる選手が、無冠で終わって良いはずはないからね」
誰もが認める得点力を持つハリー・ケイン。果たして、下部組織から育ったトットナムを離れる決断をするのだろうか。
[ftp_del]
>>【PR】イングランド・プレミアリーグをDAZN(ダゾーン)で見よう!ネットでの視聴方法はこちら!
[/ftp_del]
(FOOTBALL ZONE編集部)