“20歳時”メッシ&ロナウド超えの逸材! ドルトムントCEO、154億円MFを「安売りしない」
ヴァツケCEOが条件次第でサンチョの移籍容認も…金額面で妥協しないことを強調
ドルトムントでの活躍により去就に注目が集まっているイングランド代表MFジェイドン・サンチョについて、ドルトムントのハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEOは、選手本人の希望と条件面で折り合いがつけば移籍を容認する方針であることを明かした。独紙「ビルト」が報じている。
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すでにマンチェスター・ユナイテッドをはじめとしたビッグクラブが獲得に乗り出しているとの報道も頻繁に流れるなか、ドルトムントのヴァツケCEOは「ビルト」紙のインタビューで、「我々にとって最も嬉しいのは、彼が引き続き残ってくれることだ。しかし、最終的には選手本人の意思を尊重しなければならない」とコメント。クラブとしては慰留に努めるものの、サンチョ本人が希望すれば移籍の可能性もあることを認めた。
現在20歳のサンチョは2017-18シーズンからドルトムントに在籍し、これまで公式戦90試合に出場して31ゴール42アシストを記録。ドイツメディア「T-online」によれば、この数字は20歳の頃のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(バルセロナ/70試合出場26ゴール8アシスト)や、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(ユベントス/121試合出場20ゴール20アシスト)以上の結果を残しているため、両選手をしのぐ可能性がある逸材と目されている。
ただし、同選手の去就を巡ってカギになってくるのは移籍金だろう。「T-online」はドルトムントが同選手の移籍金として、市場価値とされる1億3000万ユーロ(約154億円)以上を要求しているとも報じており、実際にヴァツケCEOも「ビッグクラブは、コロナウイルスによる経済的な危機によって、良い選手をバーゲンセールで買えるかもしれないといった考えは持たないほうがいい。我々は、自分たちの選手を本来の価値よりも安く売るつもりはない」と語り、条件面で一切妥協するつもりがないことを強調している。
サッカー史に残るビッグディールとなるような移籍金を用意できなければ、サンチョ獲得のチャンスはないとのことだが、果たして同選手の獲得に正式に名乗りを上げるクラブは現れるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)