ローマで衝撃デビューの”ファラオーネ” 華麗なヒール弾は「イブラから学んだ」

フロジノーネ戦で移籍後初出場のエル・シャラウィが、技ありの一撃

 今冬にモナコからローマに期限付き移籍で加入し、セリエA復帰を果たしたイタリア代表FWステファン・エル・シャラウィが、30日のフロジノーネ戦でセンセーショナルな得点を決める衝撃の新天地デビューを飾った。バックヒールで決めた技ありゴールについて、”ファラオーネ”の愛称を持つイタリア代表FWは、かつての同僚FWズラタン・イブラヒモビッチから学んだことを生かしたと、試合後に衛星放送「スカイ・イタリア」のインタビューで明かした。

 スタメン出場のファラオーネは1-1で迎えた後半3分、左サイドDFエルビン・ズカノビッチのクロスに右足のかかとで合わせるアクロバティックなシュートで勝ち越しゴールを奪い、ローマで幸先の良い一歩を踏み出した。

 スウェーデン代表の英雄イブラヒモビッチを想起させるような技ありの一撃を決めたファラオーネ。ゴールについて「練習でいくつかイブラヒモビッチから学んだ」と、その秘訣を明かした。2人は2011年から12年までの1年間、ミランで同僚だった。世界最高のストライカーから多くを学び、それが成長に生かされているようだ。

 エル・シャラウィの得点もあり、ローマは3-1で快勝した。イタリア代表として6月の欧州選手権出場を目指すスピードスターは、「このチームでなら今後もチャンスを得られ、自分らしさを表現できると思う」と、早速新チームでのプレーに手応えを感じているようだ。

 

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