ブラジル帰国のネイマール、コロナ禍の”フットバレー写真”で波紋 「感染のリスクが…」
マンガラチバの別荘に滞在し、ビーチに繰り出してフットバレーを堪能
世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスの影響で、各国のサッカーリーグは中断を余儀なくされている。アジアや欧州だけでなく、ブラジルでも非常事態宣言が出され、外出自粛の隔離が続くなか、ブラジル代表FWネイマールが友人たちとビーチでフットバレーをした様子を更新インスタグラムにアップすると、非難が殺到している。
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今季リーグ戦で15試合13ゴールを挙げているネイマールは、パリ・サンジェルマン(PSG)の一員として現地時間3月11日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)ベスト16第2戦のドルトムント戦(2-0)にフル出場後、母国ブラジルへ帰国。その後、ブラジル政府は20日に非常事態宣言を出すも、28日時点で感染者は3800人を超えたと報じられている。
緊張状態が続くなか、ネイマールが27日にインスタグラムに投稿した一枚の写真が問題となっている。リオデジャネイロ州のマンガラチバにある別荘に滞在しているネイマールは、ビーチで友人たちとともにフットバレーに興じ、砂浜の上に寝そべってピースポーズで記念撮影。しかし、他人との濃厚接触は感染のリスクがあるなかで、プロフェッショナルらしからぬ行動に非難の声が上がっている。
スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」は「物議を醸した隔離」と大きく見出しを打ってレポート。衛星放送「FOXスポーツ」ブラジル版は、「ネイマールは隔離後のフットバレーで批判された。PSGのネイマールやチアゴ・シウバらは(新型コロナウイルスの)隔離期間に母国への帰国を決断。10番はブラジルでフットバレーに興じたが、友人との距離は2メートル未満、感染のリスクがある」と指摘している。また、イタリア紙「イル・ジョルナーレ」は「ネイマールは友人とビーチでフットバレー:社会的論争。コロナウイルスの緊急事態でブラジルの隔離期間中、最新の写真は論争を引き起こした」と伝えた。
ネイマールのインスタグラムは現在、投稿に対するコメントが制限されている状態。稀代のテクニシャンは、またもやピッチ外で波紋を呼んでいる。