予言者ミラン本田がミラノダービーを見通す「バッカの決勝ゴールで1-0勝利」
「美しい試合は期待していない」
美しさは求めない。ACミランの日本代表MF本田圭佑が31日のインテルとのミラノダービーで、エースストライカーのコロンビア代表FWカルロス・バッカによる一撃で堅守を尊ぶイタリア伝統の1-0勝利を予言している。イタリア地元紙「コリエレ・デロ・スポルト」が報じている。
4-4-2システムの右の攻撃的MFで先発出場が予想されている本田は、4位インテルとのダービーマッチについて「1-0でミラン」と予言。ウノ・ゼロと呼ばれる最少得点差勝利を予想。決勝点を決めるのは「バッカ」とエースストライカーの名前を“お告げ”として語った。
ミランは現在6位。4位インテルと勝ち点差8で迎えるダービー戦で勝てば、勝ち点差5に迫るが、負ければ11差と広がる。欧州チャンピオンスリーグ出場権を手にできる3位以内を目指す上で、敗北すれば挽回不能なまでのダメージを受けることになる。
「まさにそうだ。だから何が何でも勝たなければならない。良いゲームをしていないが、順位を上げるチャンスはある」
ミランの試合ぶりは不満を残す内容になっているが、敗北は許されない。インテルとの8まで開いてしまった勝ち点差については「なぜならより多くの試合に勝ったから。でも彼らもいいゲームをしていない。日曜の夜は美しい試合は期待していない」と語った。
インテルも前半戦に勝ち点を積み上げるも、堅守が強さの原動力だった。勝利至上主義のイタリアのダービー戦で、好勝負は期待しない。醜くてもいい。予言を現実のものとするため、ただ勝ち点3を狙う。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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