- HOME
- 今日のピックアップ記事
- ブラジルの英雄、ネイマールの“代表主将”に異論 「議論をできるように見えない」
ブラジルの英雄、ネイマールの“代表主将”に異論 「議論をできるように見えない」
4大会連続W杯出場のDFカフー氏、ネイマールの代表キャプテンを巡って持論を展開
かつてブラジル代表で不動の右サイドバックとして活躍し、イタリア・セリエAのローマでは元日本代表MF中田英寿氏とリーグ優勝も果たした元ブラジル代表DFカフー氏が、衛星放送「FOXスポーツ」のインタビューでブラジル代表キャプテンの責任と重みについて語っている。
カフー氏は1994年から4大会連続でブラジル代表としてワールドカップ(W杯)に出場。3大会の決勝戦でプレーした世界唯一の選手としても知られる。無尽蔵のスタミナで右サイドを走り回るプレーは、歴代最高の右サイドバックという呼び声も高い。
そのカフー氏は、現在のブラジル代表でFWネイマールがキャプテンを務めることに異論を唱えている。
「チームやブラジル連盟が彼にその責任を与えているが、彼には適していない。彼がやりたがっていないと言いたいわけではない。しかしながら、チアゴ・シウバやチッチ監督と重たい議論をできるように見えない。彼には代表チームでキャプテンを務めるような人間的な特性はないし、適合できているように見えない」
2018年のワールドカップ(W杯)ロシア大会では、大会中にネイマールとチアゴ・シウバが口論になり、内部分裂かと報じられたこともあった。最終ラインを統率するシウバやチーム全体の戦術を決める指揮官と渡り合えるキャプテンとしての適性という点で、カフー氏はネイマールに疑問符をつけている。
今夏に予定されていた南米選手権(コパ・アメリカ)は、1年後の夏に延期となった。また、ネイマールは延期の結果として同時期に開催されるかもしれない東京五輪へ出場する可能性もある。その時に、ネイマールの腕にはキャプテンマークが巻かれているのか。カフー氏は、ネイマールがキャプテンという立場ではない形で貢献することが代表チームには最適だと考えているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)