F・トーレス、10年前の“ゴラッソ”に再脚光 ファーサイドを射抜く「凄まじい一撃」に反響

リバプール時代のFWフェルナンド・トーレス【写真:Getty Images】
リバプール時代のFWフェルナンド・トーレス【写真:Getty Images】

リバプール公式インスタグラムが10年前の同日に決まったゴールを回顧

 元スペイン代表FWフェルナンド・トーレスは昨年8月、サガン鳥栖で現役生活にピリオドを打った。全盛期には数々の名シーンを生み出したが、古巣リバプールの公式SNSは10年前の“ゴラッソ”にスポットライトを当て、「凄まじい一撃」と紹介している。

 アトレティコ・マドリードの下部組織で育ったトーレス氏は、2000-01シーズンにトップチームでデビュー。19歳にしてキャプテンを務めるなど中心選手になった後、リバプールに移籍。その後、チェルシー、ACミラン、アトレティコ復帰などを経て、18年7月に鳥栖に加入した。昨年は負傷でも苦しみ、8月に現役を引退。スペイン代表時代の盟友であるヴィッセル神戸MFイニエスタとの対戦となった同23日のJ1第24節神戸戦(1-6)がラストゲームだった。

 リバプール時代は初年度に公式戦33得点を記録するなど、チームのエースとして君臨。2010-11シーズン途中にチェルシーへと移籍するまで、公式戦142試合81得点の数字を残している。そのなかで今回、リバプール公式インスタグラムが「エル・ニーニョ(トーレスの愛称)が10年前の今日に決めた凄まじい一撃」と綴ってフォーカスしたのは、2010年3月28日のリーグ第32節サンダーランド戦(3-0)で生まれた一撃だ。

 左サイドでボールを持ったトーレスは、またぎフェイントを入れながらDFを幻惑。巧みにペナルティーエリア内に侵入すると、2人目のDFに寄せられる直前、ゴール左斜め45度から右足でシュートを放つ。カーブのかかったボールはファーサイドのトップコーナーを正確に射抜き、GKの頭上を越す“ゴラッソ”となった。

 コメント欄では「伝説的」「彼こそが一番」「古き良き時代」「全盛期はプレミア最高のストライカーだった」とトーレスへの称賛が集まったほか、プレミアリーグ公式インスタグラムも投稿を引用し、「フェルナンド・トーレスが彼のベストなプレーを披露」と紹介している。

 スター揃いのプレミアリーグを彩る主役の1人だったトーレス。その輝かしい活躍は、現役を退いた今も色褪せることはない。

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