欧州サッカー再開の時期は? 伊紙がUEFA会長直撃…「3つのオプション」に言及
最速でも5月上旬に再開のプランを明かす 「最適な解決策を見つけたい」
現在、欧州サッカーは新型コロナウイルスの感染拡大を受けて完全な停止状態にある。再開時期の議論をすることにすら批判があるような状況だが、イタリア紙「レプブリカ」は、欧州サッカー連盟(UEFA)のアレクサンダー・チェフェリン会長にその目途を直撃している。
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中国の武漢が発生源とされるこのウイルスは、当初は東アジアを中心に感染が拡大したが、今月に入ると欧州がその影響を強く受けている。特にイタリアは医療崩壊を招くほどに感染が広がり、それは現在スペインやドイツ、イングランドといった周辺国にも大きく広がっている。
各国のリーグ戦が次々に中断されていくなかで、UEFAは欧州のカップ戦も中断し、今夏に予定されていた欧州選手権(EURO)も延期を決めた。とはいえ、多くの選手も契約の切れ目となるシーズン終了の6月30日が近づくなかで、チェフェリン会長は各地でリーグ戦などを再開する時期の考えをこう話している。
「少なくとも3つのオプションがある。まずは5月中旬に再開するという案。そして6月からというアイデアと、6月下旬になるというものだ。もしそれまでに再開できなければ、シーズンは放棄せざるを得ないだろう。もちろん、来シーズンのスタートをいつにするかというオプションもある。今季を受けて遅らせるというのは一つの考えだ。まずは、各国のリーグやクラブにとって最適な解決策を見つけたい」
Jリーグは先日、4月下旬にJ3、その後にJ2、J1と段階的に再開していく案を発表している。最後になるJ1の再開めどは5月9日であるから、欧州ではそれよりも遅くなることが確実視されているということになる。
最悪のシナリオはシーズンが中断から復帰できずに成立しないことだが、そのタイムリミットは約3カ月後。それまでに新型コロナウイルスの状況がどう変化するのか、今後も様々なオプションを検討することになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)