ユベントス、主力選手が給与削減に合意と伊紙報道 C・ロナウドは“45億円カット”の可能性も
クラブ財政維持のため、キャプテンのキエッリーニを中心に首脳陣と話し合いを持つ
イタリア王者ユベントスは、新型コロナウイルスの影響で公式戦が全て中断されているなかで、主将のイタリア代表DFジョルジョ・キエッリーニを中心に主力選手たちが給与カットに合意したという。イタリア紙「トゥット・スポルト」が報じている。
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ユベントスは今月8日に無観客試合で開催されたインテル戦を最後に全ての公式戦が中断している。イタリアでは欧州でも感染が大きく広がり、医療崩壊にすら至っているなかで、ユベントスからはイタリア代表DFダニエレ・ルガーニを皮切りにフランス代表MFブレーズ・マテュイディやアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラといった選手たちにも感染者が出た。
そうしたなかで主将のキエッリーニは経営サイドのジャンニ・アニエッリ会長とファビオ・パラティチSDと会談を持ち、この間の給与カットに合意。キエッリーニが窓口となって選手たちと話し合いが持たれ、イタリア代表DFレオナルド・ボヌッチや元イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォン、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドといった主力たちも合意したという。
ユベントスの内部での話し合いでは、いくつかのオプションがあり、まずは3月までの給与は全額の支払いでその後は活動再開まで停止というもの、他に3月から6月までの間に活動が再開されればその分の給与が支払われ、再開されなければ2カ月分のカットというもの、状況に関係なく1カ月半分の給与をカットするものといった中から決定される見込みだという。
仮に1カ月半の給与カットいう最後のオプションとなった場合、例を挙げるとロナウドは380万ユーロ(約45億6000万円)の報酬がカットされることになると報じられている。
欧州各地のクラブで、クラブの財政を維持するために給与削減の話し合いがスタートしつつあるが、ユベントスはキャプテンを中心にロナウドら高給取りの選手たちが合意したことで、障害は大きくならなさそうだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)