ミラン監督がサイドの適性に乏しいと語った本田に非情通告 「では、ベンチに行かせよう」

「唯一できるのはサイド。期待している」

「サイドでの適性がない」という発言について質問された指揮官は、「では、ベンチに行かせよう。彼が自分はマーカーを抜けない、その性質がないと言うなら、4-4-2でサイドバックはできない、センターバックはできない、中盤はできない、トップはできない。唯一できるのはサイドだ。違う形やプレーで表現できる」と指摘。現在のシステムでは、攻撃的MFが適役と重ねて指摘している。

 17日のフィオレンティーナ戦ではフル出場を果たし、2-0の勝利に貢献した本田を指揮官は試合後に抱きしめた。「いいプレーをしたからだ。マーカーを抜けなくても、できなくても、いいプレーをした」と、局面打開力はなくても、いいプレーには正当な評価を下すというのがミハイロビッチ監督の流儀。本田には本田らしいサイドでのプレーを要求している。

「スピードを上げてゴールを決めろ。ボールを奪い、ドリブルして、ゴールを決める。それを期待している」

 言葉ではない。ミラノダービーでのプレーで、本田には雄弁な表現をミハイロビッチ監督は求めていた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

page1 page2 page3

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング