ミラン監督がサイドの適性に乏しいと語った本田に非情通告 「では、ベンチに行かせよう」
「サムライらしい戦いをしていない」
「4-4-2で彼のポジションでプレーすればいい。圭佑は信頼できる選手。すべきことを要求すれば、彼はやってくれる。他の選手と同じように、いいプレーをした試合もあれば、そうでない試合もあった。確実に今よりも、もっといいプレーができる選手だ。もっとゴールを決めて、決定力のあるプレーをしなければならない。日曜日にもチャンスがあり、ミスするよりもゴールをする方が簡単だったが、ミスをした。笑うことがないのに、彼は微笑んでいた。ナーバスな笑いだった。チャンスを逃して、笑ってしまった。気に入らなかった。そして、頭に傷を負った」と語った。
堅実さ、戦術理解度の高さを評価しつつも、パフォーマンスには改善の余地が大いにあると指摘。特にイタリア杯準決勝の3部アレッサンドリア戦後半の決定機で、相手DFの頭にシュートをぶつけるという失態を犯した。苦笑いが浮かんだ本田の所作について、不快感を明確にしている。
日本人である本田について書かれる時、イタリアメディアではよく「侍」や「忍者」という表現が用いられる。だが、その修辞句はリーグ戦で15カ月ゴールから遠ざかっている10番に相応しくないという。
「みんなサムライ、ニンジャと言うが、ヘディングも全くなかった。それは気に入らなかった。闘う戦士としては、満足していない。サムライらしい戦いという意味ではね……。明日プレーしなければならないなら、この頭の小さな傷の影響を受けることがなければいい。そんなのはかすり傷に過ぎないのだから」
本田は23日のエンポリ戦で頭部から流血した影響で、アレッサンドリア戦ではヘッドバンドをつけていた。そして、頭の怪我を気にするようなプレーだったという。