清水が磐田との“静岡ダービー”に3-2逆転勝利 DAZN中継の練習試合、新加入FW後藤が2得点
磐田の小川が先制ゴール、二度リードするも…清水が終盤2発で逆転勝利
Jリーグが新型コロナウイルス感染拡大の影響により中断となっているなか、28日にJ1清水エスパルスとJ2ジュビロ磐田のトレーニングマッチが、IAIスタジアム日本平で一般非公開で行われた。45分×4本で実施され、1試合目をJリーグ全試合をライブ配信するDAZNが中継。清水が3-2で逆転勝利している。
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磐田が昨季J1で18位となりJ2に降格したため、今季のリーグ戦では実施されない“静岡ダービー”が、この中断期間に実現した。清水のピーター・クラモフスキー監督は試合前、クラブ公式サイトを通じて「磐田は間違いなくJ1昇格争いに絡んでくる強いチームであり、リスペクトしています。我々との間にはダービーという歴史があります。トレーニングマッチですが、自分たちのパフォーマンスを発揮して攻撃すること、ボールを支配すること、そして勝利を狙っていきたいと思います」と語るなど、高いモチベーションを持って両者が第1試合に臨んだ。
主力組がスタメンに名を連ねるなか、序盤はホームの清水が押し気味に試合を展開。前半6分には新加入FWティーラシン・デーンダーが右足、左足と連続でシュートを放つも、いずれも磐田GK八田直樹の正面を突きゴールとはならなかった。
その後も清水がボールを支配するも、徐々に磐田がリズムをつかみ始める。同17分には右サイドを抜けたDF小川大貴がグラウンダークロスを送ると、中央に走り込んだFW小川航基が決定機を迎えたが、シュートはゴール右に外れた。しかし清水の浅い最終ラインの背後を突く攻撃が機能し始めており、それが同35分に結実する。
ハーフウェーライン付近でFW三木直土から左サイドのDF宮崎智彦にパス。宮崎はこれをワンタッチで清水最終ラインの背後に斜めのスルーパスを送った。これに小川が素早く反応し抜け出すと、飛び出した清水GKネト・ヴォルピもかわして右足で流し込み、磐田が1-0と先制。同42分には、左サイドに流れた小川がダイレクトでクロスを送ると、中央に走り込んだ三木が切り返し、左足で決定的なシュートを放ったが、これはゴール上に外れた。
東京五輪代表であり、開催延期による年齢制限の行方も注目される小川は存在感を放ったが、後半5分に相手GKと交錯した際に足を負傷。同14分にピッチを退いた。
両者ともメンバー交代が行われるなか、その後は清水が攻勢を仕掛けていく。そして同20分、右サイドを駆け上がったDF奥井諒のクロスを左サイドのMF中村慶太がヘディングで折り返し、これをFW後藤優介がダイビングヘッドで合わせて1-1の同点に追いついた。
やや勢いのなくなった磐田だったが、交代選手2人の活躍により同35分に勝ち越しゴールを奪う。右サイドを抜けた途中出場のFWルリーニャがクロスを送ると、同じく途中出場のMF伊藤洋輝がヘディングで合わせて再びリードを奪った。
対する清水も同41分に反撃する。左サイドを抜けたMF竹内涼のクロスを、後藤が再びヘディングシュートを決めて2-2の同点に追いつくと、さらに後半ATには相手最終ライン裏に抜け出したFW金子翔太が飛び出した相手GKの頭上を越えるループシュートを決め、土壇場で3-2と逆転勝利。清水がJ1の意地を見せ、“静岡ダービー”を制した。
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(FOOTBALL ZONE編集部)