最強チーム完成? 名将ベンゲル、“獲得目前で逃した選手”のベストイレブンを英選出
守護神ブッフォンやピケ、ベイルらスーパースターがずらり
プレミアリーグの強豪アーセナルを22年間率いた名将アーセン・ベンゲルは、在任中に数多くの選手と契約交渉をしてきた。英ラジオ局「talk SPORT」は、ベンゲル氏が寸前で獲得を逃した選手からベストイレブンを選出。アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(バルセロナ)やポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(ユベントス)など、錚々たる名前が並んだ。
まず、守護神は元イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォン(ユベントス)だろう。1998年、ベンゲル氏はパルマに所属していた当時20歳のブッフォンと夕飯をともにしたというが、当時は獲得に至らず。ブッフォンは2001年にユベントスへ移籍した。
守備陣にはフランス代表DFラファエル・ヴァラン(レアル・マドリード)、ベルギー代表DFヴァンサン・コンパニ(アンデルレヒト)、元スペイン代表DFジェラール・ピケ(バルセロナ)の3名が選出された。2011年にヴァラン獲得に向けて話し合いを進めていたが、残念ながらレアルへ移籍。その2年後にベンゲル氏は「アーセナルのようなクラブを指揮していると、なぜこの選手は私たちの元でプレーしていないのだろうと思う。ランス時代の彼を獲得できる可能性があった」と話していた。
2008年にマンチェスター・シティに加入したコンパニも、ベンゲル氏が目をつけていたDFの1人だ。ハンブルガー移籍前だった06年のアンデルレヒト時代に狙っており、コンパニの代理人もベルギー紙「Het Laatste Nieuws」でそれを認めていた。ピケはバルセロナの下部組織から2003年に獲得した元スペイン代表MFセスク・ファブレガスの同僚だったが契約に至らず、04年にマンチェスター・ユナイテッドへ渡った。
中盤に並んだのは、ウェールズ代表FWギャレス・ベイル(レアル)、フランス代表のMFポール・ポグバ(ユナイテッド)とMFエンゴロ・カンテ(チェルシー)、イングランド代表MFジェイドン・サンチョ(ドルトムント)だ。ベンゲル氏は2013年、ベイルについて「私たちにはアシュリー・コールもガエル・クリシーもいたので、左サイドバックにもう1人は要らなかった。しかし、彼は中盤でプレーできたのだから、大きなミスを犯してしまった」と後悔を口にしていた。