黒子役に徹し韓国撃破に貢献した欧州組FW久保 大逆転優勝に安堵も「3ゴールでは満足できない」

大会3得点も準決勝では値千金の先制弾

 今大会で、久保は3ゴールという結果を残した。日本チーム全体でも、10選手で15得点を奪った。一人の選手に依存しないチームという反面、ストライカーとしては不満の残る場面もあったのだろう。「いろいろな選手が得点を取れたのは良かったと思う」と言いつつ、「3ゴールは満足できる結果ではないですけど、オリンピックを決めて優勝できたことには満足しています」と話した。

 それでも、勝利すればリオ五輪への出場権を獲得できる準決勝イラク戦では、先制ゴールをマークしてリオへの道をグッと引き寄せた。「チームに帰ってしっかりレギュラーを取れるようにスタートして、本大会(メンバー)に選ばれるように頑張りたい」と語る欧州組のストライカーの力は、リオ五輪での日本の躍進に欠かせないはずだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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