レアル、300億円超えの“期待外れ”補強で「唯一」の“合格点”選手は? 現地紙「地位を築いた」

(左から)ミリトン、ヨビッチ、アザール、ロドリゴ【写真:Getty Images】
(左から)ミリトン、ヨビッチ、アザール、ロドリゴ【写真:Getty Images】

アザールやヨビッチらが加入するなか…目立ったのはメンディのみ

 レアル・マドリードは昨夏に合計3億ユーロを超えるクラブ歴代最大の補強でチームを強化したが、負傷で離脱期間の長かったベルギー代表MFエデン・アザールなどその多くが期待外れのパフォーマンスとなった。スペイン紙「マルカ」は「メンディがレアル・マドリードにとって唯一の夏の補強」との見出しで報じている。

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 レアルは昨夏にアザールを筆頭に、セルビア代表FWルカ・ヨビッチ、ブラジル代表DFエデル・ミリトンとFWロドリゴ、フランス代表DFフェルランド・メンディといった選手を補強。移籍金は総額3億300万ユーロ(約366億円)で、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド、ブラジル代表MFカカ、フランス代表FWカリム・ベンゼマらを一度に獲得し、2億5400万ユーロ(約307億円)を投じた2009年を超える歴代最大の大型補強を敢行していた。

 しかし、新戦力の多くがここまで期待外れの出来に終始している。目玉補強だったはずのアザールは怪我に泣き、公式戦15試合で1得点5アシストの成績にとどまっている。「ベルギー代表は主役としてレアル・マドリードにやってきたが、ここまでラ・リーガでのインパクトはわずか」と記されるなど、物足りなさは否めない。

 わずか2得点のヨビッチや期待のDFとしてポルトからやってきたミリトン、そしてャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第4節ガラタサライ戦でハットトリックを決めた19歳のロドリゴ(6-0)にしても、総合的に判断すれば期待に応えたとは言えない評価となった。バイエルン・ミュンヘンからのローンバックで復帰したコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスも印象は薄い。

 そうしたなかで唯一及第点を超えているのが左サイドバックのメンディだと評されている。ブラジル代表DFマルセロとのポジション争いで優位に立ち、ここまで22試合に出場。「昨夏の7人のニューフェイスの中でただ1人、ファーストチームで地位を築いた」と称されたうえに「12月と1月のレアル・マドリードの印象的な戦いの中で、DF陣の柱の一人だった」と絶賛されていた。

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で無期限延期中のリーガで2位につけるレアル・マドリードだが、今季は補強面で苦戦を強いられているようだ。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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