故郷滞在のC・ロナウドをユーベ元会長糾弾 大物反論「批判で存在感誇示したいだけ」
ユーベ元会長コボッリ氏がC・ロナウドを非難、クラブ名誉会長孫がすぐさま反応
ユベントスのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、代理人のジョルジュ・メンデス氏とともに母国ポルトガルの病院に寄付を行ったが、故郷での滞在に批判も出ている。その一方で、ユベントスの元名誉会長の孫で、ファッションブランドの社長を務めるラポ・エルカン氏は「存在感を誇示したいだけ」と反論している。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」が報じた。
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ロナウドは当初、自身の所有するホテルを新型コロナウイルスの感染対策のために無償提供するというニュースが流れたが、これはフェイクニュースだったことが明らかになった。しかしその後、ロナウドは代理人のメンデス氏とともに100万ユーロ(約1億2000万円)の寄付を首都リスボンなどの病院に行ったことが分かっている。
一方で、ユベントスの元会長ジョバンニ・コボッリ氏はラジオ番組で「ロナウド以外のチームメートは外出禁止を守っているのに、彼は故郷で友人と過ごす様子をSNSにアップしている」と批判。ロナウドは母のドローレスさんが脳疾患で倒れたことで故郷のマデイラ島に戻っていた。その後、ユベントスのチームメートから新型コロナウイルスの陽性反応が出ている。
コボッリ氏のロナウド批判に対して、ファッションブランド「イタリア・インディペンデント」の創業オーナーでもあるエルカン氏は、「ロナウドはいつも多くの事前的な活動をしてきた」と指摘。さらに「今回はリスボンやポルト35カ所の病院に寄付をしている。批判することで存在感を誇示したいだけだ。この緊急事態の時に、何かをしようとしてくれる人間に感謝をする方が先ではないのか」と反論している。
エルカン氏はユベントスで名誉会長を務めたジャンニ・アニエッリ氏の孫であり、ユベントスの主要な流れでありアニエッリ一族の一員。カルチョ・スキャンダルによってセリエBに降格した時代のクラブを会長として支えたコボッリ氏の発言ではあったものの、看過できないものであったようだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)