「在宅チャレンジの要求水準を上げた」 リバプールDFの“精密コントロール弾”に海外注目
アーノルドが公式インスタグラムで正確無比な一撃を披露 「我々全員に感銘を与えている」
現在、世界中で感染が拡大している新型コロナウイルスの影響により、プレミアリーグを含む欧州全域のリーグが中断している。そんななか、リバプールのイングランド代表MFトレント・アレクサンダー=アーノルドは、自粛期間に自慢のキック精度を披露。海外メディアは「アーノルドが在宅チャレンジの要求水準を上げた」と取り上げている。
中国の武漢を発生源とする新型コロナウイルスが、現在最も猛威を振るっているのが欧州であり、プレミアリーグも4月30日までの延期が決定し、その後の再開も不透明な状況だ。首位を独走するリバプールにとっても、場合によってはほぼ手中に収めていた30年ぶりのリーグ優勝がこぼれ落ちる可能性も浮上している。
リバプールは感染予防のために練習場も封鎖し活動を停止しており、選手は自宅での自主トレーニングに励んでいるが、この期間にアーノルドが公式インスタグラムを更新。私服姿の21歳DFは、大きな庭のような場所でボールをセットし、遠くにある穴の空いた置物を目がけて右足を振り抜く。するとボールは寸分違わぬ軌道を描いて穴へと入り、アーノルドは颯爽とその場を去っていった。
自粛期間中の現在、全世界で多くの選手が“在宅チャレンジ”としてトイレットペーパーでリフティングする動画を公開しているが、アイルランドラジオ局「Today FM」は「アーノルドが在宅チャレンジの要求水準を上げた」と見出しを打ち、その正確無比なコントロールショットに注目している。
「アーノルドは長きにわたり、我々全員に感銘を与えている。彼の独特な“在宅チャレンジ”も驚くことなく素晴らしいレベルだった」と称賛。昨季はDFながら12アシストをマークし、ギネス世界記録にも認定されているアーノルドは、今季早くも同数の12アシストを記録している。ピッチ上で繰り出される正確無比なキックは、“在宅チャレンジ”のステージを一段階上げたのかもしれない。