去就問題に揺れるミラン本田が残留を熱望 「最後まで全力を尽くす」

国外移籍が浮上も「ミラン愛」貫く

 昨年12月20日のフロジノーネ戦で先発に復帰すると、以降はイタリア杯を含め、公式戦7試合連続で先発出場。アシストと守備面で存在感を示している。

 そして、出番がない時期には移籍報道も過熱した。イングランドのウェストハムやトットナム、スペインのバレンシア、ドイツのシャルケなど多くの噂が流れたが、結局オファーは届かず、どれも実現しなかった。「今夏放出」とイタリアメディアが報じるなか、日本代表のレフティーは移籍しようと考えないのか、という質問に対しても「全く思わない」と答え、移籍の意思はないと断言した。

「(アドリアーノ・)ガリアーニCEOと僕のプレーについての話をした。ミランに連れて来てくれたことを嬉しく思っているし、恩を返したい」

 ミランでは3シーズン連続でエースナンバーの「10」を背負ってきた。しかし、セリエAで18度の優勝を誇る名門も、ここ2年間は欧州のカップ戦の舞台から遠ざかるなど、低迷が深刻化している。それでも本田は、ミランとイタリア移籍のきっかけを作ってくれたガリアーニCEOに結果を出すことで、恩返しをしたいとの決意を固めていた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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