去就問題に揺れるミラン本田が残留を熱望 「最後まで全力を尽くす」
「サポーターが僕に満足していないのは分かっている」
ACミランの日本代表MF本田圭佑は来季の去就問題が浮上するなか、ミラン残留を熱望している。昨年10月のナポリ戦後にクラブや監督への批判を公言し、一時は出番を著しく減少させたが、シニシャ・ミハイロビッチ監督の信頼を取り戻した男はあらためてクラブへの忠誠を誓っていた。伊地元紙「コリエレ・デロ・スポルト」が報じている。
「ミランのサポーターたちが、僕の今までしてきたことに満足していないのは分かっている。まだ契約は1年半ある。未来については様子を見よう。でも、最後まで全力を尽くす」
ミランに残留したいのかと気持ちを問われた本田はこう語り、残留希望を明かしていた。今季は開幕からレギュラーポジションを守っていたが、2試合連続出番なしに終わった昨年10月4日のナポリ戦後には、「なんで出られなくなったか分からない」と苛立ちを露わにした。チームの不調についても「選手に責任があると語っている時点でナンセンス」と、シニシャ・ミハイロビッチ監督への批判を公言した男は、その後ベンチを温め続けた。
地元メディアからは「パンキナーロ(ベンチ要員)」と表現される屈辱も味わった。15カ月以上、リーグ戦でゴールから遠ざかっている本田のプレーに、サポーターが納得していない現実を本人も理解しているが、厳しい評価を覆したいと闘志を燃やしている。
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