FC東京「34選手の最新市場価格ランキング」 “1億円超え”は9人、日本代表組の評価額上昇
【J1クラブ別推定市場価格|FC東京編】1位はディエゴ・オリヴェイラで2億6400万円、上昇率1位は渡辺
Jリーグは25日、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、4月3日からのリーグ戦を再延期することを決定した。これによりJ1は、5月9日からの再開を目指すことが決まっている。第2節から中断されているため、今季のリーグ戦はまだ1試合しか消化されておらず、各チームの戦力をしっかりと把握できていない人も多いだろう。そうしたファンのために、角度を変えてJ1チームの2020シーズン戦力分析をお届けしたい
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ドイツの移籍専門サイト「transfermarkt」は、常に選手の市場価格を更新している。現在、同サイトが発表する市場価格の最も高い選手は、パリ・サンジェルマンのフランス代表FWキリアン・ムバッペで2億ユーロ(約240億円)。このことからも分かるように、同サイトの市場価格とは“推定移籍金”に近い意味を持つと言っていいだろう。実際の移籍金は年齢や契約内容などの条件によって決められるのだが、同サイトの市場価格は選手を評価するうえでの一つの指針となる。今回はその市場価格からJ1各チームの戦力分析を行い、新シーズンの行方を占ってみたい(※登録選手リストはJリーグ公式サイトを参照)。
■FC東京(昨季2位)
選手市場価格総額:25億200万円
チーム内最高額選手:ディエゴ・オリヴェイラ(2億6400万円)
昨季、悲願のJ1リーグ初制覇にあと一歩届かなかったFC東京は、レギュラークラスの選手たちが軒並み市場価格を上げている。そのなかでチーム内最高額の評価を受けたのはFWディエゴ・オリヴェイラで、2400万円増の2億6400万円となった。その他にも昨季キャプテンに就任したMF東慶悟(1億8000万円/2位タイ)、日本代表組のMF橋本拳人(1億8000万円/2位タイ)、FW永井謙佑(1億6800万円/4位タイ)、DF室屋成(1億5600万円/6位タイ)らが市場価格を増額させている。
上昇率が最も高かったのは、昨季途中からレギュラーを奪取したDF渡辺剛(9600万円/10位タイ)で、その額を3倍強に伸ばした。
一方、主力のなかで市場価格を落としてしまったのがDF森重真人(1億6800万円/4位タイ)、MF三田啓貴(1億5600万円/6位タイ)、MF髙萩洋次郎(9600万円/10位タイ)、DF小川諒也(9600万円/10位タイ)の4人となっている。森重と髙萩の2人は市場価格が上がりにくいベテランとはいえ、FC東京においてはまだまだ主力。今季は増額となるような奮起を期待したい。昨季の後半戦から古巣復帰を果たした三田は、移籍後の出場時間が短くなり移籍前より評価額を落としてしまったようだ。昨季から定位置を奪取した小川は、後半戦での負傷さえなければ市場価格を下げることはなかっただろう。