「こいつは頭がおかしいのかと…」 マンU黄金期DFが証言、名FWの強烈な“対抗意識”

マンU時代のFWルート・ファン・ニステルローイ(左)とDFリオ・ファーディナンド【写真:Getty Images】
マンU時代のFWルート・ファン・ニステルローイ(左)とDFリオ・ファーディナンド【写真:Getty Images】

ファーディナンドが元同僚ファン・ニステルローイを突き動かした“原動力”に言及

 かつてマンチェスター・ユナイテッドでゴールを量産し、数々のビッグタイトルを手にした元オランダ代表FWルート・ファン・ニステルローイは、同クラブの歴史に名を残した名ストライカーの1人と言える。そのファン・ニステルローイと、ユナイテッドで4シーズンにわたって共闘した元イングランド代表DFリオ・ファーディナンド氏は、その活躍の原動力となったのはある選手への強烈な対抗意識だったと証言している。英紙「ザ・サン」が報じた。

 ファン・ニステルローイは、2001-02シーズンから5シーズンにわたってユナイテッドに在籍し、公式戦通算219試合150ゴールを記録したが、意外にもプレミアリーグでの得点王獲得は02-03シーズンの1回しかない。当時アーセナルに所属していた元フランス代表FWティエリ・アンリが、ファン・ニステルローイ以上のハイペースで得点を量産し、両選手がともにプレミアリーグでプレーした5シーズンのうち4シーズンでアンリが得点王となったからだ。

 ファーディナンド氏によると、ファン・ニステルローイはアンリの存在を相当意識していたという。

「チームが3-1か4-1で勝って、ファン・ニステルローイも1点取って勝った試合があったんだけど、その試合後にロッカールームでテレビを見ていた彼は、急に座り込んでしまったんだ。『なんでもないよ』とその時は言っていたけど、どうやらアンリが同じ日に別の試合で2点取ったからゴール数で抜かれてしまったみたいで、それで彼は悲しみに打ちひしがれていたよ」と当時のエピソードを披露し、アンリを抑えて得点王になることにファン・ニステルローイが並々ならぬ意欲を燃やしていたことを明かした。

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