本田がミラン復活への改革案を再激白 「負けてその都度変えるのは、もう終わりにしよう」

「責任が誰にあるか探すのは好きじゃない」

 解決法について質問を受けた本田は、「(クラブ内に)あまりにも多くのビジョンがある。それでは良くない。同じアイデアを共有することが大事で、クラブ、監督、選手、サポーター、みんなが同じ哲学を持つこと。一つの試合の結果に左右されずに、それを貫くこと。負けても我々のアイデアを前へ進めること。その都度変えるのはもう終わり。『いいゲームができなかった、負けた。変えなければならない』というのは、ね」と語った。

 シニシャ・ミハイロビッチ監督は今季、基本システムを3回変えた。4-3-1-2から4-3-3、そして4-4-2という変遷を辿っている。本田はウインガーとしての素質が強く求められる4-3-3システムでは出番がなく、今冬にジェノアに移籍したイタリア代表MFアレッシオ・チェルチに定位置を奪われた。

 ミランには一貫性と忍耐力が必要だと、本田は主張している。

「それが正しい結論。日本と比べて、イタリアにはそういったものがないのは分かっているけど、成長したい、向上したい、世界最高のチームに戻りたいという意欲をミランが欠くことはない。そうした目標にどう辿り着くか、その方法をまだ探しているけど、我慢によってそれはできる。

 例えば、うまくいかなかった時に、責任が誰にあるかを常に探すのは僕は好きじゃない。それは簡単すぎる。団結とポジティブさが必要で、プロジェクトを前進させることが重要だ。たとえ、インテルに負けるようなことがあったとしても」

 

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