本田がミラン復活への改革案を再激白 「負けてその都度変えるのは、もう終わりにしよう」
伊紙のインタビューに応じる 「我々のメンタリティーを変える必要がある」
ACミランの日本代表MF本田圭佑が、現在6位で3シーズン連続で欧州カップ戦出場権を手にできない可能性があるチームの再建に向けて、再び改革案を提示している。イタリア地元紙「コリエレ・デロ・スポルト」のインタビューで語っている。
ミランは第21節終了時点のセリエAで6位。UEFAヨーロッパリーグ出場権を獲得できる5位ローマとは勝ち点2差、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の3位フィオレンティーナとは勝ち点7の差がある。このままの順位では、準決勝まで進出しているイタリア杯で優勝しない限り、3年連続で欧州カップ戦の舞台を逃すことになる。
来季のCL出場の可能性について、本田は「(順位は)うまくいっていないが、まだあきらめる時ではない」と語った。もっとも、ミランのチームとしての機能性の低下という問題は、2014年1月に加入後2年が経過したが、一向に改善されていないという。
「それにはいろいろな理由がある。僕が来た時からそのまま来ている。ミランは伝統的に常にチャンピオンズリーグを戦い、順位も上位に居なければならない。我々のメンタリティーを変える必要がある」
再三にわたってクラブ批判や提言を続けてきた本田は、今のチームには精神面での変化が必要だと訴えている。
「このチームは精神的に強いチームだとは思う。それよりも我々の考え方を変える必要がある。過去の多くの成功により、ミランには勝者のメンタリティーが備わっているはず。でも今は、とても違うチームになっている」
本田が栄光の10番を預かる現在のミランは、黄金時代に圧倒的な強さを誇ったかつての名門ではないと分析している。