なぜ日本は“コロナパニック”に陥らない? 元ポーランド代表GKが礼賛「日本人は…」
19年夏から仙台でプレーするGKスウォビィク、母国ポーランド紙に日本の現状を説明
J1ベガルタ仙台に所属する元ポーランド代表GKヤクブ・スウォビィクが母国紙「PRZEGLAD SPORTOWY」の取材を受け、新型コロナウイルス騒動による日本の現状について語り、欧州と比較しながら「パニックには程遠い」「危険の中での生活に慣れている」と礼賛している。
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世界中で新型コロナウイルスが猛威を振るい、Jリーグや各国リーグなどサッカー界も一時中断。日に日に感染者が増加しており、懸念が広がっている。ポーランド紙「PRZEGLAD SPORTOWY」は仙台でプレーするGKスウォビィクに注目。2019年夏に母国シロンスク・ヴロツワフから仙台に加入したポーランド人GKは、昨季15試合に出場し、今季開幕戦の名古屋グランパス戦(1-1)でもゴールマウスを守った。
そんなスウォビィクが日本での日々について質問を受け、「チームのトレーニングが普通に行われるほど、状況はコントロールされている」と語り、次のように続けている。
「毎朝クラブに顔を出すと、診察室に行くところから始まる。体温を測って日記に記録する。また家族の体温も測ることになっている。37.5度を超えたら、すぐクラブに報告しなければならない」
クラブによる徹底管理のなか、安心して日々のトレーニングに励んでいると紹介したスウォビィク。さらにピッチ外での日常生活にも触れ、「状況は落ち着いていて、この地域でコロナウイルスにかかっている人は今のところ1人だけ。日本では人々が仕事に出ている。学校は休みになったが、4月から新学期が始まるなか3月には休みがあり、単純に前倒しになっている。お店、バー、レストランも開いている」と口にした。
感染拡大が顕著な欧州各国のパニック状況を踏まえつつ、スウォビィクは「ヨーロッパ、スペイン、イタリアで起きていることを日本から見ると恐ろしい。日本でも状況の深刻さは認識されているが、パニックの兆候はない」と吐露している。