五輪サッカー年齢問題、スペイン紙が指摘 「それが最も論理的で、誰もが望む選択肢」

東京五輪の年齢制限の変更はあるのか(※写真はU-23日本代表)【写真:Getty Images】
東京五輪の年齢制限の変更はあるのか(※写真はU-23日本代表)【写真:Getty Images】

男子サッカー「23歳以下」の年齢制限、五輪延期で規定変更を巡る問題に直面

 新型コロナウイルス騒動により東京五輪の延期が決定し、大会競技において唯一「23歳以下」という年齢制限のある男子サッカーは“規定変更”を巡る問題に直面しているなか、スペイン紙は「AS」は「それが最も論理的で、誰もが好む選択肢」と提言している。

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 「東京の遅れはオリンピック世代を危険に晒す」と報じたのはスペイン紙「AS」だ。「U-23のルールが変わらなければ、出場権を獲得した選手のほとんどが出場できない」と危機感を強めており、東京五輪の延期が「年齢制限のある唯一のスポーツである男子サッカーに疑問を投げかける」と指摘している。

 現状の規定では、五輪男子サッカーの各国代表は18人を招集し、23歳以下という年齢制限で1997年1月1日以降に生まれた選手が該当。ただし、そのなかでオーバーエイジ枠が3人適用可能で、その3人は年齢制限を受けない。スペイン紙は年齢制限に触れつつ、現状を整理している。

「各チームが招集する選手18人のうち、15人は23歳以下(他の3人は年齢制限がないオーバーエイジ枠で招集可能)でなければならない。つまり、2020年には1997年生まれ以降の選手が出るはずだったが、1997年生まれの選手は2021年に24歳になるので、例外的に規約を変更しなければ、五輪の出場権を獲得した選手は出場できない」

 五輪が1年後に延期された場合、1997年生まれの選手は24歳となり、本来の「23歳以下」という規定に反する。記事では「スペインサッカー連盟の情報筋によると、ルール変更を知るのは時期尚早で、まだ何も通知していないが、1997年以降に生まれたサッカー選手が出場すると信じている。この延期が例外的なものであることを理解しており、規則に例外を設けるべきであるとしている」と触れている。

 延期を受けて“規定変更”が妥当と見ており、「同じ情報筋によれば、それが最も論理的で、誰もが望む選択肢のようだ」と強調している。東京五輪の男子サッカーは「U-24(24歳以下)」の規定に変更されるのか、今後の発表に注目が集まる。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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