横浜FM「27選手の最新市場価格ランキング」 仲川の評価額が急騰、“2億円超え”は4選手
【J1クラブ別推定市場価格|横浜FM編】昨季J1優勝で全体的に評価上昇、遠藤は2倍以上アップ
2020年シーズンのJリーグは、新型コロナウイルス感染拡大の影響により第2節から中断されている。まだ第1節しか行われていない現状では、新チームの戦力をしっかりとチェックできていない人も多いだろう。そうしたファンのために、今回は角度を変えた新チームの戦力分析をお届けしたい。Jリーグの再開を待ち望んでいる間のお茶請けとして、今季の行方を占う参考になればと思う。
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ドイツの移籍専門サイト「transfermarkt」は、常に選手の市場価格を更新している。現在、同サイトが発表する市場価格の最も高い選手は、パリ・サンジェルマンのフランス代表FWキリアン・ムバッペで2億ユーロ(約240億円)となっている。このことからも分かるように、同サイトの市場価格とは“推定移籍金”に近い意味を持つと言って良いだろう。実際の移籍金は年齢や契約内容などの条件によって決められるのだが、同サイトの市場価格は選手を評価するうえでの一つの指針となる。今回は、その市場価格からJ1リーグ各チームの戦力分析を行い、新シーズンの行方を占ってみたい。
■横浜F・マリノス(昨季1位)
選手市場価格総額:32億400万円
チーム内最高額選手:仲川輝人(3億3600万円)
昨季15年ぶりにJ1優勝を果たした横浜FMは、ほとんどの選手が市場価格を上げている。昨季からのメンバーで市場価格を落とした選手はFW大津祐樹ら6人で、据え置きがFWエジガル・ジュニオとDF松原健の2人となっており、その他の全員が評価を上げた。そのなかでも、昨季JリーグMVPを受賞したFW仲川輝人の評価が急騰。1億9200万円増の3億3600万円と評価されている。この増加額は今季のリーグ最高額となっており、シンデレラボーイとして高い評価を受けた証となっている。
横浜FMは、そもそも外国籍選手の市場価格が高い。FWマルコス・ジュニオール、FWエリキ、エジガル・ジュニオの3人が、2億円超えの評価を受けている。それら3人を飛び越えて仲川がチーム内最高額となっているが、MF遠藤渓太もその4人に肉薄。評価額が昨季から2倍以上となった遠藤の市場価格は、1億9200万円に値づけされた。