負傷を抱えるネイマールの天王山出場をバルサ指揮官が断言 「彼をベンチに置いたら…」
同勝ち点の2位アトレチコと激突 大一番へ”魔法使い”が闘志を燃やす
首位バルセロナのルイス・エンリケ監督が、ブラジル代表FWネイマールが抱く尋常ならぬモチベーションについて証言している。スペイン地元紙「マルカ」が報じている。
今季リーグ17試合出場16ゴールで得点ランク3位と好調な”魔法使い”だが、27日の国王杯準々決勝アスレチック・ビルバオ戦で足を打撲。30日のリーグ第22節、アトレチコ・マドリードとの首位攻防戦への出場が危ぶまれていたが、エンリケ監督はネイマールの執念を記者会見で次のように語っている。
「ネイマールは打撲している。でも、彼を試合で使わないことは賢いやり方とは言えない。私につかみかかって、殺してしまうだろうからね。彼は間違いなくプレーする」
ベンチに置きでもすれば指揮官を殺しかねないほどのモチベーションに、ネイマールは燃えているという。今季の序盤戦で、左膝靭帯損傷で長期離脱をしたメッシの代わりにバルサを牽引してきたネイマールには、次期エースとしての責任感のみならず、試合への渇望感や向上心が溢れているようだ。メッシからは、FIFA年間最優秀選手賞(バロンドール)の後継者に指名されている。
一方、アトレチコとの頂上決戦に挑むチームについて、エンリケ監督は「リーグタイトルは明日決着しない。首位にいることは素晴らしいが、まだ数多くの試合に出なければいけない。どのチームも難題を呈してくる。決定的な試合にはならないね」と平常心を貫いていた。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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