フランクフルトSD、長谷部の契約延長交渉に言及 「予定がすべて先送りになっている」
今夏で契約満了も…新型コロナの影響示唆 「この状況を先に解決しなければ」
世界中で感染拡大を見せる新型コロナウイルスの影響により、欧州各国のリーグは中断を強いられている。そんななか、ドイツ1部フランクフルトのスポーツディレクター(SD)を務めるフレディ・ボビッチ氏は、メディアから送られてきた質問に回答。元日本代表MF長谷部誠の契約についても問われ、現状を答えている。
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中国・武漢が発生源とされる新型コロナウイルスの世界的な蔓延は、社会的にも大きな影響を及ぼしている。サッカー界も例外ではなく、ドイツでは16日にリーグ戦の中断が決定。早くとも4月3日以降の再開と発表されている。
感染拡大を防ぐために人との接触を避けることが推奨されるなか、フランクフルトはメディアが質問をクラブに送り、ボビッチ氏が答えるという形での発信を実施。質問内容は新型コロナウイルスに関することから、来季の契約まで多岐にわたった。
フランクフルトは2選手(名前は非公表)の新型コロナウイルス感染を発表しているが、その容態については「良好だと聞いている。代表的な症状が出ているが、重いものではない」と回答。その他にも新型コロナウイルスに関係する話題が続いたなか、今夏で契約が切れる長谷部とスイス代表MFジェルソン・フェルナンデスについて、「彼らの契約はどうなるのか」という質問も寄せられた。
この問いに対して、ボビッチ氏は「多くの議論を交わしていたが、今はこの状況を先に解決しなければならない。予定していたことがすべて先送りになっているからね」と新型コロナウイルスの影響によって、長谷部らの契約延長交渉も中断されていることを示唆。次のように続けている。
「この夏の移籍市場がどうなるか、誰にも予測はできない。今、我々は多くの選手たちと長期契約を交わしているから、それについては満足している。フットボールが帰ってくるのであれば、とてもエキサイティングなマーケットになることは間違いないよ。ただ、フットボールが帰ってこなければ…移籍について話す必要もなくなるね」
試合の開催だけでなく、選手たちにとって死活問題でもある契約も新型コロナウイルスの影響を少なからず受けている。一刻も早く事態が収束することを願うばかりだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)