イタリア代表監督、母国の新型コロナ危機に言及 「騒動が終わったら医師や看護師と…」
SNSで話題のトイレットペーパーリフティング、マンチーニ監督が感染収束後のチャレンジを宣言
世界的に感染が広がる新型コロナウイルスの影響下でサッカーの公式戦やトレーニングが中断されているなか、SNSで話題を呼んでいるのが「トイレットペーパーチャレンジ」だが、イタリア代表を率いるロベルト・マンチーニ監督はこの騒動が落ち着いた時に医師や看護師とともにチャレンジをしたいと話している。
【PR】学生向けのお得プランが新登場!ABEMA de DAZN 学割キャンペーン、通常年額の半額でAFCアジア予選・日本代表戦、欧州リーグなどが視聴可能に
イタリア代表は今夏に欧州選手権(EURO)に出場予定だったが、大会は1年延期になった。もっとも、イタリアは世界的にも新型コロナウイルスの感染により医療崩壊とも言われる状況に陥っている。イタリア国営放送「RAI」に出演したマンチーニ監督は、「イタリアは元気だと言えない。残念ながらイタリアで起こっていることは、すべて困難な時期だと言える」と、国家レベルの危機を憂いている。
多くの国で不要不急の外出が制限されるなか、SNSで話題を呼んでいるのがトイレットペーパーをリフティングする「トイレットペーパーチャレンジ」という動画だ。日本代表MF久保建英やアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの動画も話題になっているが、マンチーニ監督は別の視点でこのチャレンジを語った。
「私たちはみんなそうした遊びをしている。この騒動が終わったら、男子の代表チームや女子の代表チームに加えて、ベルガモやブレシア、ミラノで大変な思いをしている医師や看護師たちとチャレンジをする“試合”を組織してみたいね」
イタリアでは現在、医療関係者の窮状が常にレポートされる状況にある。マンチーニ監督もまた、自国の危機に立ち向かっている医師や看護師に対する敬意と思いを独特の表現で語っている。
(FOOTBALL ZONE編集部)