中田英寿、約33億円でのパルマ移籍を伊メディア回顧 カップ戦優勝の「主役」と称賛
伊メディアの企画で特集 「上品で戦術的に知性のある重要なプレーヤー」と評される
現在イタリアでは新型コロナウイルスの感染が拡大し、リーグ戦などが中断している。そうした時期にイタリアのサッカー専門サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」は、セリエAクラブの過去の移籍を振り返る特集を組み、2001年にパルマに加入した際の元日本代表MF中田英寿がピックアップされている。
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中田は前シーズンにローマでリーグ優勝に貢献した。しかし、そこでは当時のイタリア代表FWフランチェスコ・トッティとのポジション争いが熾烈だった。そうした状況を「上品で戦術的に知性のある重要なプレーヤーだったが、ローマにはトッティと呼ばれる“問題”があった。60億リラ(当時レート約33億円)は、クラブの歴史の中で最も高価だった」と振り返っている。
また、当時の中田を「当初は、この日本人は海外を志向しているように見えた。アトレティコ・マドリードやフランスのレンヌが前進していたが、驚くことにサムライはパルマと契約してイタリアに留まることにした。試合の顔を変えることができたMFの1人」と振り返り、イタリア残留は意外な選択だったとしている。
当時のパルマは元イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンや元フランス代表DFリリアン・テュラムがユベントスへ去り、「弱体化しているという評判だった」と回顧。それでも、この年のパルマはコッパ・イタリアを獲得した。そして中田について「特に最終段階でのカップ戦での主役は正確には中田であり、ブレシアとの準決勝とユベントスとの決勝でのゴールが決定的だった」と、その活躍がタイトル獲得に大きな力だったと称賛している。
今でもイタリアに大きな足跡を残している中田は、パルマにとっても輝かしい時代を飾った1人の主役であると認識されている。
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(FOOTBALL ZONE編集部)