「最も偉大な一撃」 中村俊輔、伝説のFK弾が「セルティックの象徴的な瞬間」に選出
2006-07シーズンのCLグループステージで繰り出したマンU撃破の直接FK弾に再脚光
元日本代表MF中村俊輔(現・横浜FC)はセルティック時代、2006-07シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)でイングランドの名門マンチェスター・ユナイテッド相手に直接フリーキック弾を決めた。日本のサッカーファンにとっては忘れられない瞬間となっているが、英メディアでも「21世紀のセルティックの象徴的な21個の瞬間」に選出されている。
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2006-07シーズンのCLグループステージ、セルティックはユナイテッド(イングランド)、ベンフィカ(ポルトガル)、コペンハーゲン(デンマーク)と同居。中村はユナイテッドとの第1節(2-3)で約20メートルの距離から元オランダ代表GKエドウィン・ファン・デル・サールが一歩も動けない完璧な直接FK弾を決めると、本拠地での第5節ユナイテッド戦(1-0)で再び魅せる。
スコアレスのまま試合終盤となった後半36分、セルティックはゴールまで約30メートルの距離で直接FKを獲得。左足から放たれたボールは鋭く曲がりながら壁の上を越えて、再びファン・デル・サールの牙城を崩し、ゴール右上に吸い込まれていった。これが決勝点となり、中村俊輔はセルティックの伝説となった。
英紙「デイリー・レコード」は、「21世紀のセルティックの象徴的な瞬間21選」と題した企画を実施。そのなかで、中村のFK弾も「ナカがユナイテッドを沈める」と堂々選出されている。
「ゴードン・ストラカン(監督/2005~09年に指揮)が率いたセルティックの最大の功績は、チャンピオンズリーグでアレックス・ファーガソンとクリスティアーノ・ロナウドを打ち負かし、ベスト16に進出したこと。FKのスペシャリストであるシュンスケ・ナカムラが最も偉大な一撃を生み出した」
当時から約14年が経過した今も、中村の一撃は色褪せることなく語り継がれている。